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第4回イブニングセッション ビジネスモデルは進歩する
〜 プロセスとしてのビジネスモデル論 〜

講師:西野和美氏
報道&写真:「ビジネスモデルの輪」編集部
 


 2012年9月5日夕方6時半、「霞ヶ関ナレッジスクエア エキスパート倶楽部」にて、学会第4回イブニングセッション、東京理科大学大学院准教授の西野和美氏による講演が始まった。事前の参加申込は定員を超えた人数になったこともあって、遅れてきた参加者は空席を探すのが少々大変だった。

 同氏は、「ビジネスモデルに関する議論には、その設計(設計思想や形状、収益構造、組織間関係など)に関わるものが多いが、重要なのは設計の後、つまりその持続性と発展性である」と指摘し、「業績の良い企業のビジネスモデルには、持続的な競争優位性をつくりだすため、様々な『工夫』が随所に散りばめられている」と、研究実績をもとに紹介した。

 また同氏は、ビジネスモデル論の三つの潮流から始まり、多様な事例を用いながら、プロセスとしてのビジネスモデル論を展開し、前述した「工夫」がうまく連動することによって、ビジネスモデルは駆動し、そして「進化」していく、と力説し、ビジネスモデルの進化を考えるうえで重要となるのは、「流れ」と「学習」というキーワードから考えることである、という独自の見解を示唆した

 同氏の講演に対し、「理論と具体例のバランスが良く、具体例が多かった」「短い時間で中身が濃い」「ビジネスモデルの要素を大変分かりやすく分析して説明して頂いて、体系的に理解できた」など、参加者アンケートには参加者からの好評が目立った。講演や質疑応答の後は恒例の懇親会だが、西野氏を囲んだ歓談者は最後まで続き、活発だった。
講演者 西野氏

講演中



会場入口





 真剣にメモする、また率直に意見交換する参加者

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2010年10月02日 in 東京大学






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