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第3回イブニングセッション 他人実現型イノベーション
〜 なぜ社会性が重要なのか 〜

講師:田辺孝二氏
報道&写真:「ビジネスモデルの輪」編集部
 


 多くの参加者の要望に応じて、第3回イブニングセッションは、いつもより30分遅れの18時半からスタートになった。2012年6月20日18時半、「霞ヶ関ナレッジスクエア エキスパート倶楽部」にて、学会第3回イブニングセッションが始まった。毎回同様、様々な業界の方々が来場し、40名近くの参加者はすぐも田辺孝二氏の講演に引き込まれた。

 田辺氏はユニークな経歴の持ち主である。経済産業省中国経済産業局長というキャリア官僚だったが、官僚らしからぬ発想でチェレンジを重ね、天下りすることなく、働きながら東京工業大学の博士号をとり、さらに同大学の教授になられた。同大学でも産官学連携などユニークな取り組みを続けられている。昨今「日本のガラパゴス化」ということがしばしばいわれるが、その事態を1995年の段階で指摘し、学会等で発表したのは田辺氏だそうである。

 1時間余りの講演はあっという間に終わってしまったように感じた。田辺氏の講演に対し、参加者アンケートから、多くの高評が伝えられた。たとえば、「一つの業界でのイノベーションについて整理していくことの重要性を再認識した。」「自己の利益のみにはしらない他人実現の重要性を感じた。」「現在自分が取り組んでいる新規事業に大きなヒントを頂いた。」「イノベーションの実現性を人の内面からアプローチしていることに感心した。」「志、思いの大切さをまた強く感じた。」「セミナー後の討論も楽しかった。」「・・・」。

 セミナー後は恒例の懇親交流会が行われ、松島会長の挨拶の後、講演者と聴講者、参加者同士の間、学会員と非会員、会員同士の間、活発な情報交換や懇談交流が行われた。学会代表幹事の中谷氏の閉会挨拶をもって、第3回の幕を閉じたが、参加者の皆さんは「第4回はいつの開催ですか」と確認していた。皆さんの表情から、筆者も思わず一層期待したくなった。

講演者 田辺氏
会場入口


 懇親会等で率直に意見交換する参加者

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2010年10月02日 in 東京大学






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