・・・・・・ 日本からの出展ブースにも、各方面からの来場者が注目 ・・・・・・
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日本からの出展ブースは、「国際協力展示エリア」内、イスラエルの展示にほど近く、カナダの展示の隣という位置に設置された。現地組織委員会との共催により、日中テクノビジネスフォーラム(JCTBF)が企画・主催し、Digital
New Deal(DND)研究所等が後援した、「環境にやさしく、安全な日本のバイオ農業、農業イノベーションの一角」と題された日本展示パネルの前には、予想を超えた数の人々が押し寄せていた。
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日本ブース~パネル展示の一角 |
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日本ブースでは、具体的には、日本の農林水産省主催の「アグリビジネス創出フェア」や、日本「イノベーション・ジャパン大学見本市」、「北海道バイオ産業クラスター・フォーラム」の動向紹介パネルを始めとし、株式会社ニッポーの「超音波加湿器」、株式会社K&Kの「生ゴミ堆肥化による循環型農業」、株式会社エア・ブラウンの残留農薬検査キット「AGRI STICK」、楊凌国家農業ハイテク産業モデルゾーンの視察団一行が来日の際見学された新世代農業情報発信基地「PASONA O2」などがパネルで紹介された。さらに、DND研究所が運営する「Digital
New Deal」や、日中テクノビジネスフォーラムのもとで運営されている日本から中国への情報発信サイト「東京博客(Tokyo Blog)」の紹介がなされ、それぞれ来場者の注目を集めていた。
また、パネル展示と併せ、『出展は難しいが中国の博覧会で是非アピールしたい』という企業や団体のために、日本からの各種パンフレットを展示配布する「パンフレット出展」コーナーが設けられていた。このコーナーでは、科学技術振興機構(JST)の紹介資料のほか、有限会社G&Fコーポレーションの「無動力節水灌水装置」や、株式会社ハマネツの「高濃度・大流量・低価格 循環式オゾン水生成装置」、株式会社エア・ブラウンの残留農薬試験検査キット「AGRI STICK」などのパンフレットが置かれていた。これらは関連企業の専門家などの多くの方々の関心を得ており、パンフレットを求める声が絶えなかった。中でも、実物展示のあった「AGRI STICK」と並んで、特に「無動力節水灌水装置」のパンフレットに人気が集まっていたのが印象的であった。
昨今の残留農薬問題や環境・省エネ問題が中国の現場においても切実なものであり、決して現状に甘んじているのではなく、さまざまな打開策・イノベーションを求めているのだ、ということが強く実感された。 |