近年、中国国内でも「安全な食品」への注目が高まっており、
今後、飛躍的な成長が予想される中国の農業関連マーケット。
先行している日本関係者はどう行動すべきか?
中国の農業関連分野では、今何が求められているか?
「楊凌農業ハイテク成果博覧会」への参加に期待される効果とは。
|
|
近年、中国政府は従来の「穀物生産重視型」の生産体制を転換し、「技術を生かした現代農業」の育成や普及に取り組み、「野菜、果樹、花卉、養殖業」など換金性の高い作目の比重を高め、農業の生産性向上を図っている。一方、中国の大多数の農村、とりわけ、「西部」と呼ばれる内陸部の農村の多くは、依然として近代的な農業にはほど遠いと言われている。
そこで、日本を含む海外の農業生産、流通、加工技術の供与などが強く期待されている今日、まず「中国農業の今を知る」というアクションは不可欠となろうが、中国農業関係者が一堂に会し、その現状と将来を俯瞰することができる「楊凌農業ハイテク成果博覧会」を見つめることで、中国農業の真の姿を実感することができると思われる。
|
|
日本に比べ、中国の農業の広大さと規模の大きさ、そして人件費の安さについてはいうまでもない。これまで13回も開催されてきた中国最大のこの農業博覧会であるが、今年の展示スペースは延べ20万平方メートル近く、予想来場者は100万人を超える規模になる。
国内だけでも北京、上海、雲南、貴州、湖北、青島、西安等全国各地の関係者が農牧育種、農業機械、バイオ農業など幅広い出展、視察、購入、商談で博覧会に参加する。中国の農業分野では何が求められているか、何が遅れているか、何に興味を示してくれるかなどを知ることで、巨大市場へのビジネスチャンスを探る絶好の機会といえよう。
|
|
博覧会への参加が直ちに中国進出の実施に結びつくということではないが、既に中国進出を検討中、あるいは検討準備中の関係者の方々にとっては、楊凌農業ハイテク成果博覧会を通し、中国の農業、グリーン食品、工作機械、バイオ産業等の一角を知り、かつ単なる情報収集にとどまらず、ビジネスの発展に効果的な視察、交流または調査を図ることが重要である。
楊凌農業ハイテク成果博覧会で何を見るか、どのように見ていくか、現地の産官学とどのようにコミュニケーションをとっていくか、今後のビジネス展開のためにどのように布石を打つべきかなど、日中ビジネスマッチングにおいて多様な経験を持つ日本公式窓口、技術経営創研が、現地の博覧会組織委員会や国際招商局等と連携しつつ、皆様の事業をサポートして参ります。
|