楊凌は中国農耕文明の発祥地です。4000年前、中国歴史上初の「農官」である後稷氏(現農業大臣に相当。上記の写真は同氏の像)が楊凌にて農地を開拓し、中国農耕文明がスタートしたと伝えられています。
中国国内にある54の国家ハイテク産業開発ゾーンの中で唯一農業に重点を置いており、1997年7月13日に国務院が設立を決定しました。総面積は22平方キロとなっています。
楊凌農業国家ハイテク産業モデルゾーンは、中国でいう「産学研連携」を通じて、農牧良種、バイオ農業、グリーン食品、バイオ製薬といった四つの特色のある産業を形成してきました。
1997年と比較した2006年の主な経済指標としては、総工業生産高
は1.2億元から20億元に、国内総生産高は3億元から20億元に達しており、技術工業貿易収入は数百万元から68億元に、輸出は0から9322万米ドルに上っています。年20%から60%までの高い成長振りを見せています。
現在、19の国家省庁と陝西省政府の共同指導・支援の下で設立されており、現代農業だけではなく、全国の「観光モデル地域」や「衛生地域」としても認定されているのが特徴です。
参考: 楊凌、農耕文明の発祥地からアグリビジネスの創出へ
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