杉山淳一氏の時事日想:「ご存じ?バス停留所で生まれた、新たなビジネスモデル」(2014年01月17日、
ITmedia ビジネスオンライン)を題とする記事はだいぶ前に読んだ。その後、何かでついでのときに都内各所で確認したりしていて、一層考えるようになり、ここで関心を持つ読者に一読をお勧めする。
「自宅の最寄りのバス停が、ある日突然カッコよくなった。屋根がつき、ベンチが付き、ガラスの掲示板にバスの情報がしっかり掲載されている。壁にはオシャレな広告も入っていた。最近、都内ではこのスタイルのバス停が増えているようだ。仕掛け人は……。」
これは記事の冒頭で述べられたことであるが、仕掛け人はフランスの屋外広告メディア企業と三菱商事の合弁会社だとか、2003年の規制緩和がバス停改革につながったこととか、バスシェルターの設置条件など、新たなビジネスモデルの創出を考えるうえで、多彩な視点が提供されている。
同記事の最後は、「日本初の路線バスは1903年に開業したという。それから110年が過ぎて、バス停の改革が始まった。」と書いて結んだが、バス停留所で生まれた、新たなビジネスモデルは多方面に影響を及び、さらに多くの新しいビジネスモデルの誕生を誘発する、と筆者は期待したくなる。
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