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ビジネスモデル「探険」談 By 張 輝 | ||
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第19回 BM学会、第1回ビジネスモデル大賞表彰 |
2013年3月23日、ビジネスモデル学会2013年春季大会において、第1回ビジネスモデル大賞表彰式が行われた。「ビジネスモデル大賞」とはどのようなものか、その選考基準とはどのような内容か、いつ決定し表彰するのか。これらについては、第16回で簡単に紹介したが、今回、とくに選考の基準について、念のためもう一度記しておきたい。 すなわち、選考基準は、「1.独創性:創造的なビジネスモデルを考案し、それを事業として具現化している。2.持続性(成長性):そのビジネスモデルに訴求力があり、顧客の支持を得て事業としての競争力があり、成長力を有している。3.共感性:事業そのものに社会性があり、人々の共感を呼ぶものである。」とのことである。 ビジネスモデル学会「ビジネスモデル大賞」専門委員会にて、この基準に沿って選定や評価などを行い、その結果、第1回ビジネスモデル大賞には、株式会社リブセンス(村上太一社長)を選定した。同社独自の成功報酬型のビジネスモデルや村上社長の起業家としての熱意と実行力、社会的貢献性を高く評価して、今回の大賞選定に至ったのである。 |
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リブセンス社は2006年設立のインターネットメディア運営会社であり、アルバイト求人サイト「ジョブセンス」を創設し、正社員・派遣社員・不動産賃貸・クチコミサイトへと事業拡大している。2011年12月に東証マザーズに上場し、2012年10月東証一部へ上場変更した。村上社長は起業家としていずれも最年少の上場を果たしている方であり、ある意味でビジネスイノベータ―とも思える実務家である。 ビジネスモデル大賞専門委員会は同学会副会長の平野氏が座長を務めており、筆者もメンバーの一員として携わっているが、昨年4月から始まった同委員会は毎回、熱い議論が1年間近く続いた。中々、基準の解釈や評価が難しく感じる時もあったが、広告の掲載にはお金がかからず、バイトの採用が決ったときに初めて料金が発生するという、リブセンス社の画期的な「成功報酬型」「採用祝い金」のアルバイト情報サイト「ジョブセンス」や、「幸せから生まれる幸せ」という経営理念などに、他の候補事例よりも深く感心する。 2014年3月の学会春季大会では、第2回目の「日本ビジネスモデル大賞」が発表される予定である。今年の9月か10月には第2回目の公募が始まる。ぜひ注目して下さい。 |
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> 株式会社リブセンス |
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