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ビジネスモデル「探険」談 By 張 輝 | ||
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第17回 ケースリンク:ユニクロのビジネスモデル |
2013年1月10日、ユニクロは、「ユニクロのビジネスモデル」というページが更新した。思えば2012年9月に新宿にオープンした初のグローバル繁盛店『ビックロ新宿東口店』は、ユニクロとビックカメラが協同で出店し、この新店舗は、電化製品と服の店が単純に一緒になったのではなく、今までにない新しいサービスとエンターテインメントをお客様に提供するための小売業態をつくり上げたいという、実に創発的な取組として、多層的関係者から注目を集めている。 ユニクロのビジネスモデルとはどのようなものか。同社が更新した該当ページは、「企画から生産・販売までを一貫して行うSPA(Specialty store retailer of Private label Apparel : アパレル製造小売企業)のビジネスモデルを確立している。独自商品の開発による他社との差別化、販売状況に応じた機動的な生産調整、賃料や人件費を抑えたローコストな店舗経営に磨きをかけ、『高品質で低価格の商品』を提供している」(同社公式サイト)と説明している(下図参照)。 |
出典:ユニクロ公式サイト、2013年01月10日 |
ユニクロのビジネスモデルの生命力は何に由来するものか。R&D(デザイナー/パタンナー)、素材開発・調達、マーチャンダイジング(商品企画)、生産部(品質・生産進捗管理)、匠チーム、生産工場、在庫コントロール、マーケティング(販売促進)、オンラインストア、カスタマーセンターなどといった、真の顧客価値の発見、必要な経営リソースの結集、効率的な業務プロセスの構築、及び確かな収益モデルの生成を可能にしたユニクロの独特なメカニズムだろう。 柳井社長は、「これからも『服を変え、常識を変え、世界を変えていく』という志を掲げ、全社一丸となって歩んでいきます。世界中のあらゆる人に良いカジュアルを提供する、日本発の新しいグローバル企業になるために、我々は挑戦し続けます。」と述べられている。ビジネスモデルのイノベーションも含む同社の持続的な挑戦は時代や環境などのニーズに応じて展開されるものとはいうまでもないが、「服を変え、常識を変え、世界を変えていく」という志は何よりも強いパーワーになっているといえよう。 |
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