2016年4月23日、快晴。午後1時、産学各界から150名を超えた参加者が春風の吹きぬける東京大学伊藤国際学術センターに集結し、創設15周年にあたるビジネスモデル学会2016年春季シンポジウム「ビジネスモデル、その最前線と向かうところ」の開催を待った。
冒頭、ビジネスモデル学会新会長に就任された平野正雄氏(早稲田大学教授)は「ビジネスモデル学会の目指すもの」を題とした開会挨拶。「ビジネスモデル学会は、先端的な知の概念であり、かつビジネス現場で求められている新たな経営の思考法であるビジネスモデルを探索し、理解を深め、その成果を発信していく新しい学会として、ビジネスの最前線とアカデミアの最新理論の結合を重視しており、そのために第一線で活躍されているプロフェショナルやビジネスパースン、そしてアカデミアなど多様なメンバーが集まって一緒に探求する」と、平野会長が第1回春季シンポジウムの第一声を発した。 |