<JST調査報告書>
中国における
サイエンスパーク・ハイテク
パークの現状と動向
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名称

中関村サイエンスパーク

中国語

中関村科技園区

英 語

Zhongguancun Science Park (Z-Park)

住所

北京市海淀区蘇州街36号

HP

http://www.zgc.gov.cn/

認定

1988年

面積

232平方キロ

運営

同パーク管理委員会

連絡

上記HP参照

開発区の概要


 中関村サイエンスパークは中国初の国家ハイテク産業開発区として大きな成功を収めて国内外からの注目を集めており、中国のシリコンバレーとも称される。現在、世界一流パークを目指し、電子情報、バイオ製薬、新エネルギー、フォトエレクトロニクス、新素材、環境保護等の分野に取組み続けている。同サイエンスパークは現在10のサブパーク(大興バイオ医薬産業基地を含む)で構成されており、国家ソフトウェア産業(輸出)基地、国家バイオ医薬産業基地、国家工程技術イノベーション基地、国家ネットワークアニメ産業発展基地としても認定されている。また、国家インキュベータも多数設けられている。

経済効果、社会的効果・地域振興効果


 Lenovo、Founder、UFsoft、HanWang、Sinovac、Sohu、Sina、Baidu、Vimicro、Aigo等の2万近くのハイテク企業があり、ハイテク産業は過去10年以上の間、年間成長率25%以上を維持している。2007年、開発区のハイテク企業の総生産高は9035億元を超えており、これは国家全体のサイエンスパークの総収入の7分の1に等しい。

進出した外資/日系企業の例示


 Microsoft、IBM、AMD、Motorolaの他、前記した諸分野の世界ランキング上位500の企業の多くが子会社や研究所を設立している。

関連施策、特許等の成果


 同開発区には、北京大学や清華大学を始めとする中国トップの大学が30以上、中国科学院や中国工程院等の200以上の研究所、アジア最大の国家図書館、特許庁がある。中関村において、中国語のレーザータイプセッティングシステムが北京大学のグループによって発明され、中国のプリント産業にとっての新たなオプトエレクトロニクスの時代を先導した。21世紀初期には、中国の単独特許を有する最初の
CPUチップが中関村で開発され、これにより完全に輸入チップに頼っていた時代が終わった。特許を基にした業界標準、国家標準、国際標準への取組みも大きな成果を得ている。

その他の特記事項


 中国初の地方法規として「中関村サイエンスパーク条例」を制定し施行している。


2009年2月現在




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