ビジネスモデル学会誌

 わが国における唯一のビジネスモデル総合誌








      


 人間が行動から得ている情報は、目から入るものを中心に膨大な量にのぼるが、そのごく一部が脳の中に、認識した情報として記憶される。全て無意識下に記憶されているという説もある。しかし、認識できた情報も、その存在すら多くは意識から失われ、必要な時に想起できないのが現実である。

【巻頭言】 知的腕力を鍛える p1
 松島克守 |俯瞰工学研究所所長、BMA前会長 


 リーダー育成、リーダーシップ教育が大事なのか。まず、大きく変化している今日の経済・社会環境においては特に必要になってきている。また、リーダーは一握りのエリートではなく、あらゆる分野、職種、階層において求められている。さらに、リーダーシップは、個人にとっても、よき人生を送るために必要な素質でもある。

【講演要旨】 リーダーを育成する グローバルな人材要件の変化と対応 p5
 平野正雄 |早稲田大学ビジネススクール教授、BMA会長 


 ある時、「デザイン思考からデザイン心理学思考へ」と聞いた。「デザイン心理学思考は、デザイン心理学(実験心理学+人間工 学+統計学) を活用し、デザイン改善・リサーチ分析・コンサルティング無意識・感性を解明することによって、 より「人の感性に訴える」ビジネスの方向性を決定することに役立てる思考法である。」と言われるが、ビジネス的にどのように理解すべきだろう。千葉大学に設けられている日本唯一の「デザイン心理学研究室」発のベンチャー社長の見解を聞いてみよう

【講演スライド】 感性を科学する p9
 日比野好恵 |株式会社 BBSTONE デザイン心理学研究所代表 

 


 我々は、プラットフォーム市場におけるビジネスモデルの有効性を予測する手段を開発すること を目指している。本稿では宿泊プラットフォーム市場における利用料設定に焦点を当て、エージェン トシミュレーションを活用したアプローチを試みた。網羅的なシミュレーションの結果、・・・

【論文】 エージェントシミュレーションによるプラットフォームビジネスの有効性検証
 ~ 宿泊仲介プラットフォームの利用料設定について ~ p31
 井上祐樹  竹中毅  車谷浩一|産業技術総合研究所研究者 

 

         

p44  
 ビジネスモデル学会では、日本経済の活性化に資すべく、優れたビジネスモデルで成功を収め、さらなる成長が期待できる企業を表彰する「日本ビジネスモデル大賞」を2012年度より創設した。日本ビジネスモデル大賞は、「独創性」、「持続性」、「共感性」の3つの観点から評価するが、第6回にあたる今年の大賞受賞者とは?

実学広場】 第 6 回「日本ビジネスモデル大賞」受賞者講演スライド 
他力野淳|バリューマネジメント株式会社代表取締役
p72  
 ビジ2017 年、上場を果たした企業群の中で、異彩を放っているのが、「おいしい生活」という西武百貨店のキャッチコピーなどで一斉を風靡した糸井重里氏が代表取締役である「株式会社ほぼ日」。自由に遊ぶように仕事をしているイメージの糸井重里氏が、リターンを追求する投資家に向けてほぼ日の株式を公開した狙いは何か?ほぼ日という会社のビジネスモデルとは?

【実学広場】 ほぼ日の目指すもの~次なる資本主義を見据えて 

篠田真貴子|株式会社ほぼ日CFO


 
p83   【学会動向】ビジネスモデル学会 2018 年春季シンポジウム  
BMA春季シンポジウム運営委員会
p88    【書籍紹介】張輝著『実務と研究の「壁」をどう破るのか 前特任教授による 56 の特別メモ』 
BMAジャーナル編集委員会
 
  
ビジネスモデル学会 2018 年秋季大会参加者募集 参加者募集 
ビジネスモデル学会2018年秋季大会実行委員会
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